観光庁では、「第2のふるさと」として「何度も地域に通う旅、帰る旅」というスタイルを推進・定着させることで、国内観光の新しい需要を掘り起こし、地域経済の活性化につなげることを目的に「第2のふるさとづくりプロジェクト」に関する有識者会議を立ち上げ検討を行っていると発表しました。
第2のふるさとづくりプロジェクトの背景
コロナ禍等により、働き方・住まい方に関する意識が変化する中で、密を避け、自然環境に触れる旅へのニーズの高まりや、ふるさとを持たない大都市の若者が増え、田舎にあこがれを持って関わりを求める動きがプロジェクトの背景です。
第2のふるさとづくりプロジェクトは何が行われる?
- 国内観光の新しい需要の掘り起こし
- 地域経済の活性化
上記2つを明言していますが、現段階で具体的な施策は打ち出されていません。
もしかしたら旅行のスタイル自体が大きく変わる何か新しい仕組みや政策が生まれるのではないか?と個人的に期待しています。
当サイト運営者が期待していること
第2のふるさとづくりプロジェクトについて期待していることを、一個人的な意見として書いておきます。
大きく分けて3つです。
- 長期滞在の割引制度
- 地方都市の飲食を楽しめる仕組み
- 子育て世代向けのプラン
①長期滞在の割引制度
国内観光の新しい需要の掘り起こしというのは、有名観光地を巡る既存の旅行スタイルでは難しいのではないか?と考えています。
結局、何も新しい需要が掘り起こされないからです。
宿泊代金や観光施設の割引だけでは新しい需要は掘り起こされず、何も変わらない気がしています。
とはいえ、観光地巡りの旅はとても楽しい!
ですが、今までにない旅行のスタイルを世の中に提案していくことが重要と考えています。
それが「長期滞在型の旅行」です。
今までの旅行は限られた泊数の中で旅行をするため、どうしても有名観光地巡りをして帰る人がほとんどだと思います。
しかし、それでは本当の良さに気づく前に帰ってしまう。
そこで、長期滞在の割引制度もしくは支援制度です。
長期滞在するからこそわかるその土地のいいところや魅力があり、有名観光地巡りをしているだけではなかなか気づけません。
②地方都市の飲食を楽しめる仕組み
飲食店の割引制度などは嬉しいですが、地元農家にお邪魔して、野菜収穫のお手伝いをさせてもらう代わりに、採れたての野菜がいただける内容やおばあちゃんの手料理が楽しめるようなプランがあったらいいなと勝手に期待しています。
次の子育て世代向けのプランにもつながる部分ですが、食育にもなりますし、高齢者と接する機会は貴重だと考えています。
それこそ「第2のふるさと」「何度も地域に通う旅、帰る旅」が定着する気がします。
③子育て世代向けのプラン
ホテルや旅館にはキッチンなどの生活スペースがないので、生活できるような宿泊施設がもっと増えたら嬉しいなと思っています。